桔梗屋 御朱印の旅

神社ばかりお参りしてまわっております。戴いた御朱印が多くなってきたので、管理がてら公開します。御朱印以外の話も多いかも

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【神宮月間2】多度大社(三重-桑名) 伊勢参り お多度かけねば片詣り 神宮周辺の神社

【多度大社】

たどたいしゃ

三重県桑名市多度町多度1681

祭神 本宮 多度神社 天津彦根命  別宮 一目連神社 天目一箇命

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▲助手席から撮影しています

このお社は車で大鳥居を潜り抜けることができます。このような形で道路に大鳥居が建っているところは多いですね。得てして最近建てられたコンクリート製ですが、結構好きな鳥居の部類です。潜り抜けるときにテンションが上がります!

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すぐ隣に200円で止められる有料駐車場があります。何段もある石段を登って境内に入るのですが、階段の横には土がむき出しの坂道があります。

次に九つの境内社の内の一部を紹介します。

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末社 鉾立社 ほこたてしゃ天久之比乃命

入口の鳥居を振り返るとある神社です。境内に向かって建てられています。

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末社 雨宮八幡社 あまみやはちまんしゃ天之水分神 國之水分神 品陀別命

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末社 神明社 しんめいしゃ 天照大御神

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▲摂社 美御前社 うつくしごぜんしゃ 祭神 市杵島姫命

参拝中に仲間が写真を撮ってくれたのですが、写真の左端をよく見ると人が写っています。これ、私です。漫画の、神にすがり過ぎてスポットライトがあたってる人みたいです(笑)

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さて、長い参道を潜り抜けてゆくと、於葺門に到着します。白木に榊が挿してあるところとか、ちょっと伊勢に似てますね。

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門をくぐると橋の向こうに社が見えてきます。右側の手前が別宮、正面奥に見えるのが本宮です。

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▲こちらの社が別宮 あれ、なんかすごく神宮に似てる(笑)

御祭神 天目一箇命は天災時に現れ、時に龍神となって慈雨を降らせるという伝承に基づき、古来より社殿に御扉を設けていないそうです。
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▲こちらが本宮

神宮でもそうですが、このように白い御帷が風でふわりと持ち上がるのを「神さまがお通りになった」という方も多いです。

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▲境内にはこんな看板があります。

本宮の御祭神、天津彦根命天照大神の御子、そして別宮に祀られる天目一箇命はその天津彦根命の御子、つまり天照大神の孫ということになります。このような関係で「お伊勢参らば お多度もかけよ お多度かけねば 片詣り」と謳われていたようです。

それで造りもそっくりなんですね!このような社は神明造と呼ばれますが、神宮と全く同じ社は作ることが禁止されているので神宮の社を「唯一神明造」と言います。

多度大社の創建は定かではないようですが、社の裏などに磐座であったと推測される巨石が多くあり、原始神道の頃から存在していたのではないかと思われます。社殿が造営されたのは5世紀後半だそうです。信長による兵火に遭い、社殿、神位記、神宝、記録書、神社に関わる全てが灰になってしまいましたが、江戸時代になったばかりの1605年に本宮が再興され、徐々に復興していきました。

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▲絵馬がたくさんかかっています。干支絵馬の他に「うまくいく絵馬」という7つの絵馬が連なった、かわいらしい絵馬もあります。またこの神社では絵馬掛け所に個人情報保護シールも用意されているため、気になる方は自由に貼っていただけます。写真を撮る方も気兼ねなく撮れますね(笑)

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この錦山号が上げ馬神事で活躍します。このお祭りは1340年ごろに始まったと言われています。例祭の神賑行事の一つで、2mの絶壁を人を乗せて一気に駆け上がる神事です。この神事で多くの馬が上がると豊作、少なければ凶作、最初の頃の馬が上がれば早稲、最後の方なら晩稲の稲を植えると良いそうです。

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参拝者にもらった人参をほおばる錦山号。ちょっと写真撮るのへたくそで坂のすごさが伝わりませんが、坂の終わりが2mの壁になっています。

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特にお祭りでもなかったため神宮に比べたらそこまで人がいるわけではありませんでしたが、三重県でもかなり人気のある社のようで、三重県では参拝者数第4位だそうです。

とても清々しく、居心地のいい神社で、この社に参拝する為だけに三重県まで来てもいいかな、と思えるほどの神社でした。

 

【この御朱印をいただいた御朱印帳】

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