【烏森神社】
からすもりじんじゃ
《住所》東京都港区新橋2-15-5
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《創建》天慶3(940)年ごろ
《由緒》天慶3(940)年、平将門の乱に際し、藤原秀郷が稲荷神社に戦勝祈願を行いました。すると白狐がやってきて、白羽の矢を与え、これによって将門を撃つことができました。秀郷が御礼に社を建立しようとすると、白狐が現れて神鳥の群がる場所に建てるようにと告げます。秀郷が場所を探すと桜田村の森に烏が群がっていたためそこに社殿を造営しました。明治6年までは烏森稲荷神社と呼ばれており、椙森神社、柳森神社と合わせて江戸三森と呼ばれています。
昭和7年までは町名として烏森が使われていたそうです。昔の御朱印なので写真がありませんが、参拝時は雨が降っていたのを覚えています。社は台形の屋根のおしゃれな社殿です。境内には「ボンシャンス烏森」というフレンチレストランもあります。塩やお神酒は毎日の撤饌でできているようです。
▲カラフルな御朱印と同色の「心願色みくじ」が有名です。おみくじ・願い札・願い玉の3つが一体となっており、紙の願い札には同色のペンで願い事を記して御神籤のように結んでいきます。
御朱印は非常に有名でひな祭りにはピンク一色、例大祭には金字の御朱印、令和御代替わりに際しては金の箔押しの御朱印が登場しました。御朱印があまりにも人気になったため、現在では一人につき一日一体の頒布となり、帳面への書入れも月に数日のみ行われているようです。色御籤や鈴守りをいただくと、その証として透かし印も押してくださいます。
▲神社の親善キャラクター烏の恋吉の透かし。こちらは色御籤をいただいた証です。「心願色祈願」の文字が入っています。お祭りの時には恋吉くんの着ぐるみも出るようです。
▲御朱印をいただいたためか、御朱印帳をいただいたためかはわかりませんが、栞もいただきました。刺繍のある布張りのもので「無病息災」の文言の入ったお守りになっています。