【鷲宮神社】
わしのみやじんじゃ
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《創建》不明
《由緒》出雲族草創に関わる関東最古の神社。天照大御神の子である天穂日命とさらにその子の武夷鳥命がこの地に神崎神社を建て大己貴命を祀りました。その後、天孫である天穂日命のために別宮を建ててお祭りしたのがこの社の始まりです。時代はくだり、景行天皇の御世に日本武尊が当社を崇拝し、社殿を造営した折りに武夷鳥命を合祀しました。創建は不明ですが、歴史資料に記されたのはかなり時代が下った『吾妻鏡』の慶長3(1251)年との記述が最も古いようです。
坂上田村麿、藤原秀郷、源頼朝、織田信長、徳川家康などが崇拝したとされており、有名武将だけでもここに挙げきれません。
▲御朱印をお願いしたら千社札も下さいました。社名が書いてありますので玄関や部屋に張るといいみたいです。
▲光天乃池(みひかりのいけ)
境内の池には龍神が住んでいるとされています。一度土砂に埋もれて復元工事が行われたのですが、湧水とともに龍のような霧が噴出したことから名づけられました。
初めて参拝をしたのは平成25年の暮れでした。年の瀬も迫りに迫ったころだったので、氏子さんたちが境内でお正月の準備をしており非常に活気にあふれていました。
写真を撮り忘れてしまったのですが、この神社は平成19年に放映されたアニメ『らき☆すた』の聖地としても有名です。かなり前に参拝したのでうろ覚えですが、神社の近くのシャッターは『らき☆すた』のキャラクターが描かれており、参拝当時でもアニメのキャラクターを描いた絵馬がたくさん奉納されていました。その絵馬などの写真を撮るファンの方らしい男性の姿も何人かありました。
アニメ「らき☆すた」放送から11年 「聖地」鷲宮がファンに愛され続けるワケ
↑こちらの記事をみると、現在でも神社や地元の方とファンの交流が続いているようです。
▲この神社には国指定重要無形民俗文化財に指定されている「土師一流催馬楽神楽」というお神楽が伝わっています。神話を題材にした舞踊劇に催馬楽の楽を取り入れています。
他にも国指定重要文化財の太刀や県指定有形文化財の銅鏡など、多数の文化財を保持しています。