【橘樹神社 】
たちばなきじんじゃ
《祭神》素戔男尊
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《創建》文治2(1186)年
《由緒》源頼朝の治世を祝う為、国中の神々に奉幣された時の創建と伝えられています。京都の祇園社(現八坂神社)の御分霊を勧請し、祇園社、牛頭天王社、天王宮、橘樹神社など何度も名が変わっています。鎮座地の「天王町」の名もかつての社名が由来のようです。
社務所はプレハブのような感じでアルミサッシの引戸を開けて中に入りました。
社務所の中では老夫婦とおばあちゃんがお話をされていて、のどかでゆったりした空気が流れていました。御朱印はそのお話されていたおじいさんが書いてくれたものだったと思います。
明治天皇の東幸の際には、三種の神器の一つである八咫鏡を留めるための聖地、内待所(ないしどころ)を境内に設けています。境内にはその記念に「明治天皇東幸遺跡碑」が建てられました。石碑のてっぺんには鏡を模した飾りがついています。
この神社は何度も戦災や震災にあっており、社殿も昭和26(1951)年に建てられました。神楽殿、参集殿等も戦後に作られた新しいものです。境内で最も古いものは境内末社の庚申像で、中には寛文9(1669)年に建てられ市内最古と言われるものもあります。