【御朱印の旅】岐阜 春の高山祭バスツアー 一泊二日
旅の始まり
今回は仕事関係で最年長81歳、平均年齢69歳の皆様23名とご一緒させていただき、春の高山祭を見物してきました。山形の夜行バスや大嘗宮拝観のため皇居までバスで伺ったことはありましたが、こんなに長距離をガイドさんがいるバスで移動するのは初めてです。5時半に家を出て高山についたのは13時半。途中休憩や集合時間などもありましたが、8時間かかったことになりますね。
事前に立てた計画
1日目
6:30バス発
11:40風穴の里 車内でお弁当
13:40高山別院バス駐車場解散
14:00からくり奉納・陣屋参拝
14:30稲豊園
15:00供奉行列見学
16:00飛騨山王宮日枝神社
17:00土産
17:30高山別院バス駐車場集合
18:00チェックイン
18:40鰶で晩御飯
2日目
8:40チェックアウト
9:00飛騨総社正式参拝
10:00飛騨高山古い町並み自由散策
12:00アルプス街道平湯昼食
1日目に自由時間があるため最初は日下部民族館や吉島家住宅など町を観光したり桜山八幡宮で御朱印帳を戴こうかと思っていたのですが、せっかく祭り見学に来ていますし、屋台や獅子などこの時期にしか見られないものを優先して見学することにしました。ただ、稲豊園は猫子まんじゅうに一目ぼれしたため、他の予定を蹴ってでも訪れる予定です。
実際の旅程
1日目
6:20バス発
11:30風穴の里 車内でお弁当
13:20高山別院バス駐車場到着
14:00中橋解散
14:05祭礼本部
14:20からくり奉納拝観(10分)
14:40供奉行列拝観
15:05山桜神社参拝(5分)
15:15稲豊園 猫子まんじゅう購入
15:30獅子舞拝観
15:45日枝神社参拝
16:18陣屋前御旅所
16:22上司ら2人とお茶
16:55退店
17:15高山別院バス駐車場集合
17:45チェックイン
18:30鰶へ出発
18:45夕飯
21:30夜食買い出し
2日目
8:30チェックアウト
9:00飛騨総社正式参拝
10:00桜山八幡宮
10:13高山祭屋台会館
11:20飛騨物産館 土産
12:55アルプス街道平湯昼食
皆さん10分前行動なのでついていくのが大変でした。もともと自由散策で桜山八幡宮を訪れようと思っていましたが、急遽2日目に皆で行くことになったのでその分祭りを楽しむことにしました。山桜神社は稲豊園のすぐ近くだったため参拝。御旅所を参拝後、集合時間まで1時間はあったので街並みを散策したりお土産を見たりしようかと思ったのですが、通りかかった上司に呼び止められお連れ様と一緒にお茶をごちそうになりました。
1日目
▲皆さん集まるのが早くて10分前に出発。バスガイドさんが道中の山で起きた遭難事故や川にまつわる地名伝説などお話しくださいます。ずっと新幹線でしか旅をしてこなかったけど、車での旅も道路からの景色を眺められて新鮮な気持ちになります。今度は一人でもバス旅しようかな。ただ事故の影響を受けやすいのはネックですね。
▲道中の梓川(多分)小学生のとき、家族と上高地に行ったことがあるのですが、その時に利用したバス停もありました。懐かしい。上高地も今度一人で行きたいです。
▲昼食は車中でお弁当。風穴の里で20分ほど休憩しました。
▲上流になるにつれ道も険しくなります。道中、ピンク色のバスが路肩に停まっているのを見つけましたが、トラブルがあったのか後部を開けています。運転手さん曰く、ベルトが切れたのではないかということです。他人事ながら心配ですね。
▲高山別院照蓮寺
高山別院の駐車場は大型バスを停める専用のような線が入っていました。駐車場はバスがたくさん停まっていて人も多かったので山門のみ写真を撮りました。
▲街に向かって早々、休憩中の供奉行列に出会いました
道中もずっとそうでしたが快晴で風も強い日でした。道路は混雑していますし、日傘を差すスペースもなく、この日の為にひも付きの帽子を購入していて正解でした。
▲高山別院バス駐車場からみんなで陣屋前まで移動することにしました。道中のお土産屋さんでかわいい"さるぼぼ"のお店を発見。ひだっちは身長みたらし団子3玉分、体重赤かぶ1個分だそうです。
街の中心部に入り、たくさんの屋台に出会いました。
記事が長くなってしまうので別記事にまとめています。
からくり奉納を見れて満足したので、どうしても行きたかった和菓子屋さん「稲豊園」さんに向かいます。さきに日枝神社に行くか迷っていましたが、山桜神社も近くにあり、現在地からも近い方を先に済ませます。稲豊園を目指して歩いていたら、幸運なことに供奉行列がこれから出発するところに出会いました。
▲柳橋を渡って本町通りを進み、再び稲豊園を目指します。
▲山桜神社
稲豊園に向かう道中に鎮座していたためこちらで参拝。今回の旅初にして岐阜県初の神社を参拝し御朱印をいただきました。
稲豊園では目当ての猫子まんじゅうを購入できましたが、店前にもお客さんがたくさんいたので写真は控えました。次に春の高山祭と呼ばれる山王祭を斎行する日枝神社へ向かいます。
▲徳兵衛獅子
一度行列を離れてお土産を買いに行ったのでもう行列はあきらめていたのですが、日枝神社に向かう途中で行列の前方にいる獅子に会うことができました。しかもちょうど氏子さんのお家で神楽奉納中。
▲外国人の子をサービスして襲う獅子。泣かれました。お父さんは爆笑し「アリガトウゴザイマス」
▲行列の先頭
その後獅子を追い抜かし行列の先頭に出てきました。手に持っているのは「ささら」というやつですかね。これで地面を掃きながら行列の前を歩いて清める役目があるんだと思います。
▲西町の秋葉神社
お祭りなので提灯と神饌が奉納されています。
▲上河原町の秋葉神社
▲桝形橋
秋葉神社からちょっとだけもどって川を渡ります。
▲日枝神社
入り口に到着しました
▲また桝形橋を渡って町の中に戻ります。
▲大國台
川原町で市街地から戻って来る屋台に出会いました。動いているところが見れるとは…
▲青龍台
大國台に続いてやってきました。青龍台はこのすぐ近くに屋台蔵があったようですが、後で知りました。入庫の瞬間を撮りたかったですが、時間もなかったしどちらにしろ最後までは見れなかったと思います。
▲陣屋
すっかり忘れていましたが、陣屋も見たかったのでした。残念ながら街に戻ってきたときには既に閉まっていましたが、ここに御神輿が停まっていました。社務所があいていればここでも御朱印をいただけたようです。
▲中橋
再び陣屋のすぐ近くの中橋を渡ります。
渡り切ったあたりで一緒に来ていた方から電話が入りました。もしかして私の姿を見かけたのでしょうか。お茶に誘ってくださいました。
▲版画喫茶ばれん
高山の古い町並みに入ってすぐのところにあります。
▲席に着くと見返り美人などの版画がありました。席は事務的なパーテーションで区切られていましたが店内はとても趣があり、メニューも英語表記されていて、ほとんどが外国人のお客さんでした。
▲この日は4月にもかかわらず30度近くまで気温が上がったため普段は飲まない冷たい飲み物を注文。アイスグリーンティーです。誘ってくださった方におごってもらっちゃいました。お店をでて集合場所に戻ります。
▲鳳凰台
高山別院駐車場に戻る道中、鳳凰台をしまっているところに出会いました。
▲屋台蔵に入庫される麒麟台
街中では屋根が高くなっていましたが、蔵にしまう時は屋根が低くなるみたいですね。
▲ホテル・アルファーワン高山バイパス
ホテルに到着。高山市街地のホテルはだいたい満室で、少し離れたところのホテルでしたが、かえって静かでゆっくり寝られたような気がします。狭いですがお風呂がきれいなのが良かったです。荷物を置いて晩御飯会場へ
▲鰶(ぎょさい)
ホテルまで送迎バスを出してくれました。
2階の畳のお部屋に椅子とテーブルを並べていただき、みんなで食事。
▲有名人のサイン色紙
玄関には大河ドラマ「光る君へ」に出演中のはんにゃ 金田哲さんやかわいい似顔絵付きの石塚英彦さんのサイン、他にも山田邦子さん、戦場カメラマン渡部陽一さんなどのサインがあります。
▲お通し、飛騨牛ステーキ、刺身、桜のお吸い物、みそ汁、うなぎ丼、デザートにアイスなどが出ました。
▲外から見たホテル
一緒に行った仲間たちは、おなかいっぱい、食べ過ぎたなどと言っていましたが私はちょっと物足りず、年の差のせいということにして夜食を買いに抜け出しました。
▲徒歩10分のファミマで購入。フルーツサンドとチキンサンドと豆乳、ホテルに水がなかったので水も買いました。
▲稲豊園の猫子まんじゅう。虎と白です。
▲商品を入れて下さった紙袋もかわいい猫。
▲裏面はお尻が並んでいます。袋の縁は肉球、袋の底には「No Cat No Life」猫好きにはたまりません
▲目がぁ‼予想はしていたw家に帰ってから家族が食べたのをみても点目の方が取れやすいみたいです。白は白あんでクリームチーズ、トラは粒あんで黒糖の味がしました。次の日は正式参拝もあるのでなるべく早めに就寝しました。
2日目
▲ホテルのレストランで朝食。夜はバーになるようです。
▲飛騨総社
前日とは打って変わって朝からぽつぽつと雨が降っていました。観光バスでの移動でしたがちょうど神社についた時は雨が降っていなかったので折り畳み傘を持たずに下車。鳥居の内側で記念写真を撮影して参集殿にお邪魔すると突然ザーという音が聞こえ、窓の外を見るとスコールのように雨が降ってきて「傘を持ってこなかった…」と若干後悔しながら昇殿しました。
飛騨総社の宮司さんはとても気さくな方で、ご神前では厳粛なご様子でしたが正式参拝を済ませると、飛騨総社の御祭神やお祭りのこと、春の高山祭のことなどとても楽しくお話をしてくださいました。宮司さん曰く、高山祭が両日晴天だったのは30年のうちに2度だけ、4月に27度にもなり熱中症の人がでるのは初めてのことではないかとのこと。また総社の祭りも5月にあり風流物が出るが、市は日枝神社の屋台にばかり注目し、祭礼の他の部分や他の神社の祭礼には言及しないため、高山=屋台という図式になっているが他にも豊かな文化があるとのこと。その後2階にご案内いただき、総社の祭りで使用される獅子頭を拝見しました。
▲獅子頭は40cm程度で耳は布製、舌はなく幌は麻でできています。悪天候のため濡れないようにとの宮司さんのご厚意で鳥居の前にバスをつけていただきましたが、みんながバスに乗るまで雨は全く降りませんでした。その後街中を移動するとまた雨が降り出してきました。総社の神様にお守りいただいたということで。
▲バスの車窓から見えた神具館。神輿や獅子頭を造っているようです。
▲町中で桜が満開。このほかにも枝垂れ桜などがたくさん咲いていました。
▲桜山八幡宮に到着。当初の予定では皆では参拝せず、個人でうかがう予定でしたが皆で参拝することになりました。
▲境内にある屋台会館。
団体で入ったので入館料がわかりませんでしたが、後で調べたら880円。このチケットで桜山日光館という日光東照宮のミニチュアが見られる会館もありましたが、私は境内で過ごし、日光会館にはお邪魔しませんでした。
▲続いて飛騨物産館へ。市街地では祭り見学しかしてなかったので土産はここが勝負。稲豊園の猫子まんじゅうも取り扱いがあるようですが、午前中だったからかまだ入荷していませんでした。市街のお店で買っておいてよかった!
▲桜山八幡宮に寄った分、1時間遅れて昼食会場のアルプス街道平湯へ。皆さんご飯は早めに食べてこちらでもお土産を買っていらっしゃいました。駐車場では我々のバス以外はみんな中国語。やっぱり海外からいらっしゃっているんですね。
▲駐車場からみた景色。前日と打って変わって曇天ですが、標高が高く山がきれいで清々しい気分です。
▲帰りも梓の流れを眺めながら。帰りの車内は皆さんお疲れで私も眠ってしまいました。
▲深い渓谷と川。
▲そして猿。猿にも何度かあったようですが、一番前に座っていたにもかかわらず姿をとらえられたのは是だけです。帰りの道中はプロジェクトXの黒四ダムの回が放映され思わず涙。大マムシの中村精さんがとてもかっこいい。クレーンの達人が出川哲郎さんに似ていたと思います。(しかもこの番組は4月から20年ぶりに復活した新プロジェクトXで再放送されました。)
▲山を下り、だんだんと拓けてきた景色。今回の旅では電車では見られない景色をたくさん見ることができましたし、バスならではの便利さも感じました。
▲今回のお土産
稲豊園 招福猫5個入り
飛騨物産館 高山ラーメンチャーシューメンマ入り
落雁こがらす小箱12個入り
今日のさるぼぼ
旅がらす2個入り
くるみむらさき5個入り
飛騨そば餅
洋梨コンフィチュール
でざーと梅(梅ジャム)
飛騨牛乳ミルクジャム×3
▲家族に好評だった猫子まんじゅう。ただ、点目の猫はやはりフィルムを剥がすときに目も取れますw
10個入りもあるようなので今度飛騨に行ったら必ず買います。
▲こちらの今日のさるぼぼも好評。食べるのがもったいない!と言っていただきました。
【この旅のお供の御朱印帳】