■おかげ横丁 利休饅頭■
きょうは外宮、内宮を御垣内参拝させていだだく服装について書いて行きます。
以前、両宮の正宮が4つの垣根に囲まれており、御垣内参拝では2番目の垣根の中に入れることと、厳しいドレスコートがあることははお伝えしてあるかと思います。
【服装の準備が不安になる】
ドレスコードについてはこの服装は大丈夫です、これはダメです、といった明確な記載はございません。あくまで「男性は背広、ネクタイ、女性は男性に準じた服装で御参拝下さい」とのことです。しかしちょっとでもダメな服装だと断られてしまいます。「服装がご参拝にはふさわしくありません」と言われたら食い下がるのも失礼ですし、事実としてお詫びをして頼めば何とかなるというものではありません。御垣内参拝を楽しみに伊勢まで行って、できずに帰ってくる人もいらっしゃいます。これは服装の準備が不安になりますね。他の人が実践した結果を参考にするしかありませんので確認してみましょう。
【断られた服装】
明確な規定はなく、受付の神主さんがこの服装はダメだろう、と判断した場合「今日のところはお引き取りください」となるようです。個人の裁量にかかる所がありますので、多少動くのが難儀だとしても絶対大丈夫といえる服装が無難ですね。ここではブログ等を拝見して、これまでに断られたという記録がある服装を書いていきます。
両性:上下の色もしくは素材が異なるスーツ、ジャケット未着用、半袖のシャツ、革以外の靴(スニーカーなど)、派手すぎるアクセサリー
男性:ループタイ、ノータイ、カジュアルすぎる柄(キティちゃんとか…)のネクタイ、派手な靴下、ライトブラウンのスーツ
女性:カジュアルなタイトスカート、ふんわり系のスカート、スカートの丈が短い、半袖のワンピース、カラータイツ、オープントゥパンプス、派手な色の靴、エナメルパンプス、バックストラップパンプス
【実際に参拝できた服装】
次に私たちが参拝したときの服装を記します。
男性:白のワイシャツ、黒のストライプ柄が入ったスーツ、紺ストライプのネクタイ、黒革靴、黒髪、細縁眼鏡
女性:白ワイシャツ、黒のパンツスーツ、靴底がラバーのウェッジソウルになった黒革靴、黒髪、ポニーテール、
白ワイシャツ、グレーのちょっと広がりのあるスカートのスーツ、3センチヒールのパンプス、茶髪ショート
ウェッジソウルの革靴は正直NGかもと思ってドキドキでしたが特に何も言われませんでした。バックストラップはサンダルとみなされます。ここに記載されている服装で必ず服装チェックに通るとは限りませんし、NGだと紹介した服装でも入れた方もいるかもしれません。昨年と同じ服装で行っても今年は断られてしまった、と言う話もよく聞きます。
御垣内参拝を断られてしまっても怒ったり、神宮の神主は高慢で失礼だ、などと言うのはやめましょう。神主さんは意地悪で厳しくしているわけではありません。どこがダメなのか確認して服装を改めれば参拝させてもらえます。実際に一度断られて、現地でネクタイを買ってもう一度受付して参拝できた方もいます。神主さんたちは神様に対する礼を第一に考えています。御祭神は日本全国総氏神、太陽神とされる天照大御神さまです。「ご神前にでて失礼でないこと」が第一の条件なのです。
もし服装の準備ができなくても、また参拝しに来るように縁をつないでくださったんだな、と思うのが精神衛生上もいいと思います(笑)
基本的にスーツ以上の服装を用意してください。オフィスカジュアルではだめです。就活生の服装と思ったほうがいいと思います。実際、御垣内からでてくるのは黒い集団です。厳しい神主さんでも結婚式のような服装であれば大丈夫だったと言うことが多いようなので、男女ともに礼服であれば問題ないとおもいます。ただ、女性はジャケットを忘れずに着用して下さい。髪が長い人は束ねた方がいいです。染めている人は茶色くらいなら特に何も言われないようですが、ピンクや紫はどうなんでしょう・・・。足元については黒の革靴が無難だと思います。男性はデッキシューズやつま先が尖った明るい茶色の靴は避けた方が確実です。女性はジャガイモみたいな石の上を歩くことを考え、ヒールがなるべく太い物を選びましょう。また、この他に雨天時は傘も大丈夫だそうですが、私たちは神主さんが差してないのに参拝者だけ差すのはダメかな・・・と思ってズブヌレでした(笑)わからなければ聞きましょう‼
また来春に御垣内参拝する予定です。このときもラバーウェッジソウルを履いていこうと思うので、ダメだった場合はご報告いたします。(笑)
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