外宮、内宮の正宮は共に4重の垣根で囲まれて降り、中をうかがうことはできません。
ここでは、皇大神宮(正宮) の構造と建物を紹介します。
▼内宮御垣内図
▲手前に見える鳥居を囲む塀が板垣。奥に見える茅葺屋根は外玉垣南御門
【板垣南御門】いたがきみなみごもん
正宮の4重の垣根のうち、もっとも外側にある板垣の南側に開いた門。
門は鳥居になっており、この門の内側までは誰でも入ることができます。 内宮は丘の上にあるため、板垣南御門の前はなだらかな階段が続いています。板垣の内側全体を御垣内といい、6807㎡の広さがあります。
【東宝殿・西宝殿】とうほうでん・さいほうでん
茅葺、神明造の建物。東宝殿には御幣など、西宝殿には前回の遷宮で正殿に奉られた古神宝が納められています。
【南宿衛屋】みなみしゅくえいや
神職さんが控えている場所。御垣内参拝の手続きをする場所として知られていますが、神職さんは夜中もここに侍り正宮を守ります。
【蕃垣】ばんがき
外宮、内宮はともに外側から板垣(いたがき)、外玉垣(とのたまがき)、内玉垣(うちたまがき)、瑞垣(みずがき)の4重の垣根に囲まれていますが、内宮に限り、瑞垣の前面部分に蕃垣(ばんがき)という垣根が設けられています。内宮の4重の垣根にこの蕃垣を加えて、5重の御垣に囲まれているとすることも多いようです。
【御正殿】ごしょうでん
御祭神:天照皇大神あまてらすすめおおかみ
日本の象徴である天皇の祖先神、天照皇大神。天照大神、天照大御神と呼ばれることが多いですが、神宮では正式には「天照皇大神」とお呼びするそうです。4重の垣根に囲まれた社は千木が内削ぎで鰹木は10本と神宮では最大数です。垂仁天皇の御代にご鎮座されました。天照皇大神の御霊代(みたましろ)は鏡であり、邇邇芸命が高天の原から降臨する際「斎庭の穂」(高天原の稲穂)とともに地上にもたらされました。
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