【御稲御倉】 *内宮摂社(第6位)
みしねのみくら
《創建》不明
《由緒》かつては調御倉・御塩御倉・鋪設御倉とあわせて4棟で建てられていました。その後4棟とも廃絶しましたが、天正年間(1600年ごろ)に御稲御倉のみ復興し、明治時代に御稲御倉神がまつられました。
荒祭宮への参道の途中にあり、御稲御倉神とも呼ばれています。ご正宮と同じ神明造ですが、かつては異なる建築様式だったようです。正宮で祭祀がある場合にはこちらでも祭祀が行われることになっています。御祭神の御稲御倉神は稲魂です。中には神田で収穫した米が籾の状態で納められています。このお米は忌火屋殿で御神酒や御飯などに調理され、神前に供えられますが、御稲御倉から米を取り出すときには前日から参籠した神職が奉下するそうです。