【下御井神社】しものみいじんじゃ(外宮所管社)
《創建》:不詳
この社は「少宮(わかみや)」とも呼ばれ、御祭神は外宮の御料水と、その御料水を汲み上げていた井戸の守り神です。
かつて外宮の多賀宮には忌火屋殿が存在し、毎月6回の献饌がありました。しかし明治時代になると多賀宮への献饌も正宮の忌火屋殿で行われることになり、多賀宮の忌火屋殿が廃止されます。下御井神社は多賀宮の忌火屋殿で使われていた井戸です。
下御井は上御井神社の水が涸れたときに使われることになっていますが、これまでのところ上御井神社の水が涸れたことはないそうです。
一重の板垣の中には建物がありますが、これは社殿ではなく井戸の覆屋です。
上御井の覆屋に比べて小さく、人は中には入れません。
他の所管社には置かれていない賽銭箱が置かれています。