【土宮】つちのみや
御祭神:大土乃御祖神おおつちのみおやのかみ
外宮宮域の土地を守護する神様。豊受大神の鎮座より前に山田原の鎮守神として祭られていました。かつては「土御祖社」(つちみおやのやしろ)と呼ばれ、平安末期まで末社でしたが、度々氾濫していた宮川の治水工事にあたり1128年に堤防の守護伸として別宮に昇格しました。
社殿は神明造で外削ぎの千木と5本の鰹木をもつ茅葺屋根です。
土宮は外宮で唯一、社殿が東向きに建てられています。別宮に昇格し社殿を改築した際にも古来のまま東向きに建てられました。明治の式年遷宮では南向きにすることが検討されていましたが、明治天皇の思し召しにより東向きを保ったまま現在に至ります。