桔梗屋 御朱印の旅

神社ばかりお参りしてまわっております。戴いた御朱印が多くなってきたので、管理がてら公開します。御朱印以外の話も多いかも

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【参拝のみ】揚げもみじ神社 (広島-廿日市) (同列に語っていいものか)

【揚げもみじ神社】

あげもみじじんじゃ

広島県廿日市市宮島町512‐2 紅葉堂 弐番屋 店内

祭神 揚げもみじ饅頭

広島旅行記にも詳しく記してありますが、それは神社として個別ページを作るか少し悩んだからです。実は、広島旅行記にのみ登場させようかと思ってました。

最近創建された私設神社であり、またご祭神が●●命、●●大神などの神ではなく、「揚げもみじ饅頭」です…。厳島神社伊勢の神宮さんも紹介しているこのブログで、同列に紹介していいものか悩みました。しかしながら、では聞いたことのないご祭神を祭る神社は個別ページは作らないのか、とか、最近勧進されたばかりの有名神社の分社は掲載しないのかといった線引きが難しくなるため、揚げもみじ神社も掲載することにしました。

この神社があるのは紅葉堂 弐番屋さん。店表からずっと奥に入ると裏庭がありそこに小さな社殿があります。

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小さいとはいえとても立派なお宮で、青々とした榊や御饌御酒がお供えされています。御扉の金具や欄干の擬宝珠などが紅葉の形になっています。扉の、長い枝先についた紅葉のような模様は、まさに竹串に刺さった揚げもみじ饅頭そのものです。お宮のコンセプトと言っては失礼ですが、もみじ饅頭を神として祀っているということが分かりやすく表現されていると思います。お賽銭箱が設置されていますが中にはお金ではなく、揚げもみじ饅頭を食べた後の串を入れて参拝します。ご祭神にはおいしいもみじ饅頭が食べられたことに対する感謝の気持ちを伝えました!

▼社の隣には由緒などが記されたパネルがあります。

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御祭神:揚げもみじ饅頭

御神体:平成14年に初めて揚げもみじを揚げた真っ黒に焼けた天ぷら鍋

由緒:揚げもみじが有名になったことを記念して建てられた

御利益:食べ物を無駄にせず、知恵、努力、想像力で商売を続けることができるように願いが込められた。天ぷらも揚がる、運気も上がる。

シュールなお宮ですが、ちゃんとご神体も入っています。

日本には物でさえも年月が経てば九十九神になるという考え方がありますが、まさに八百万の神を祀る日本らしいお宮と言えます。現在は弐番屋さんの中にある私設神社ですが、数百年経ったら宮島の御食津神として、だれもが知る存在になっているかもしれません。