【荏原神社】
えばらじんじゃ
東京都品川区北品川2-30-28
祭神 高龗神 天照大神 須佐男之神 豊受姫之命 手力雄之神 大鳥大神 恵比須神
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この神社は709年の9月9日に丹生川上神社から高龗神を勧進、1029年には神明宮、1247年には京都の八坂神社から牛頭天王を勧進しています。神明宮からはもちろん天照大神が勧進されたのですが、御祭神のうち、須佐男之神は廃仏毀釈、神仏分離令などにより八坂神社から勧進された牛頭天王が名前を変えたものと思われます。
初代家康から歴代の将軍に朱印を発給されるなど、徳川家を始め多くの武家に信仰された神社です。以前は貴船社、天王社、品川大明神など複数の呼び名があったようですが、旧荏原郡で最も由緒のある神社だったため明治8年に荏原神社と改めたそうです。
▲品川の街中に突如現れる真っ赤な鎮守橋。
▲橋のすぐ向こうに社が見えます。若干剥げて地のコンクリートが見えてしまっていますが、それでもこの橋を渡るだけでなんだか雅な気分になれます。
荏原神社天王祭で披露される品川拍子は、区の無形民族文化財にも指定されています。 品川拍子は神輿の動きを指示する役目も持っています。
境内や橋の周りには散り残った桜がちらほら見えました。境内にも生えていますが、やはり枝垂れ桜は花が長持ちするようです。
もう少し早い時期に来ていれば橋の向こうに桜並木が見れたかもしれません。