【豊國神社】(千畳閣)
ほうこくじんじゃ(せんじょうかく)
祭神 豊臣秀吉
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豊國神社は千畳閣とも呼ばれる神社です。扱い的には厳島神社の末社ということになっているようです。
1587年、豊臣秀吉が戦没者の慰霊のため千部経を読誦する目的で安国寺恵瓊につくらせたのですが、残念ながら秀吉の死により未完成のままになっています。
なんでこんなところに豊國神社?と思ったのですが、秀吉によって作られたんですね。
読経するための大経堂だったわけですから、もちろんかつては仏像が安置されていたわけですが、明治の廃仏毀釈の気運により、明治元年には仏像が大願寺に移されました。それから5年後には秀吉公を祀るようになったそうです。
廃仏毀釈と宮島には深い因縁があります。厳島神社はお寺として扱われて焼却命令が下されたり(当時の宮司の直訴により免除)、朱塗りは仏教の文化だとして鳥居の色を落とさせたりしたそうです。この千畳閣も仏教的な装飾を切り落とされるなどの憂き目にあったそうですが、困難の時代を乗り越え、現在では重要文化財に指定されています。
この豊国神社は千畳閣との異名がありますが、実際には857枚の畳が敷けるそうです。
これだけの広さですから当然、社内は薄暗いです。午後2時頃に訪れましたが、この暗さです。
千畳閣の中に社殿も社務所も入り込んでいますので、御朱印を待っている間に建物の見学ができます。大きな絵馬などが奉納されているほか、宮島らしく御杓がたくさん奉納されています。
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