【賀茂御祖神社】
かもみおやじんじゃ(下鴨神社)
祭神 西本殿 賀茂健角身命 東本殿 玉依媛命
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糺の森を抜け、まずは御手洗川で手を清めます。
本殿は2棟あり、西本殿には京都を拓いた守護神、賀茂健角命が祭られ、東本殿には、鴨川で禊をしているときに、流れてきた丹塗りの矢を拾って懐妊したという神話のある玉依媛命が祭られています。玉依媛命は安産、子育ての他、縁結びの神様としても信仰されています。
両本殿の前には7つの社が並び、それぞれの社に1つか2つづつ干支が書かれています。
おまつりされている神様の名前は大国魂神・顕国魂神・大国主神・大物主神・志固男神・大己貴神・八千矛神とそれぞれの社で違うのですが、なんとその名前はすべて大国主命を表す別名なのだそうです。言われてみれば確かに記紀神話で耳にした名前ばかりですね。
ところで、下鴨神社は上賀茂より女性の参拝客がかなり多いような気がします。それは玉依媛命の縁結びが前面に打ち出された、かわいらしい授与品を受けに来る方が多いからでしょうが、実はもう一つ女性に人気の訳があるのです。
それはちょっと離れた場所にある境内社が関係してくるのですが、それはまた次回ご紹介します。