桔梗屋 御朱印の旅

神社ばかりお参りしてまわっております。戴いた御朱印が多くなってきたので、管理がてら公開します。御朱印以外の話も多いかも

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【御朱印】大原野神社 (京都-京都)

大原野神社

おおはらのじんじゃ

京都府京都市西京区大原野南春日町1152

祭神 《春日大社四神》第一殿 健御賀豆智命 第二殿 伊波比主命(経津主命) 第三殿 天之子八根命 第四殿 比咩大神

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この神社は京都旅で巡った他の神社と違い、比較的観光地化されていない神社だと思います。休日にもかかわらず、参拝客は我々だけで授与所も小さく御朱印の対応は神主さんがおひとりでしてくださいました。

大原野神社のある付近は古くから人の住む地帯だったので一万年前の有柄尖頭器(柄の先に小さな石器を多数差し込んだ複雑な形の石器)などが見つかっているとのことです。

第50代桓武天皇がよく大原野で鷹狩りをされていたそうで、その折に随侍していた藤原氏がこの地の美しい景色を愛でて、氏神である奈良の春日大社を勧請したのがこの大原野神社です。だから御祭神は藤原氏氏神4柱なんですね。手水舎も鹿島や春日の神使、鹿が巻物を咥えた像です。

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鹿の後ろに御朱印帳が紹介されていますね。

実は可愛さに負けて私も一冊いただいてしまいました…この御朱印帳、まだ白紙です…次回紹介します。

藤原氏との関わりはもちろん深く、一族で娘が生まれると天皇の后になれるよう、大原野神社で祈願し、願い通りになると美しい行列を組んでお礼参りをしていたそうです。

最近だと大正天皇の皇后、貞明皇后藤原氏の一氏族、九條家のご出身だったことから大正11年に行啓されています。

境内には至る所に鹿がいます。狛犬の代わりに雌雄の鹿。

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授与所の軒下にも鹿。

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そしてたまに現れる鳥獣戯画の蛙や兎。

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境内には朱塗りの橋が架かった鯉沢の池があります。この池は奈良の猿沢池をまねて造られたそうです。

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この奥に本殿があります。現在の四棟春日造りの本殿は1649年に後水尾上皇の勅令で再建されたものです。

参道の途中に茶屋があり、温かい甘酒で参拝後の冷えた体を温めることができました。

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この茶屋には誰かが作った雪だるまが溶けずに残っていました。

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そして茶屋の周りにはかわいい河童の置物がたくさん。

京都の観光客であふれる街に疲れてしまったときに、ぜひ参拝してほしい神社です。

 

 

【この御朱印をいただいた御朱印帳】

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