桔梗屋 御朱印の旅

神社ばかりお参りしてまわっております。戴いた御朱印が多くなってきたので、管理がてら公開します。御朱印以外の話も多いかも

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【参拝のみ】寶田恵比壽神社 (東京-中央区)

【寶田恵比壽神社】

たからだえびすじんじゃ

《住所》東京都中央区日本橋本町3-10-11

《祭神》宇迦之御魂神

《創建》慶長11(1606)年

《由緒》もとは江戸城外の宝田村の鎮守でした。慶長11(1606)年、江戸城拡張により、宝田・祝田・千代田の3村が移転することとなりました。これを受け、日本橋大伝馬町2丁目で伝馬役を務める馬込勘解由が宝田村の鎮守を移転先となる自身の邸内に祀り、村人の移転を引率しました。この功績により、馬込勘解由に徳川家繁栄御祈願の恵比寿像が授けられ、宝田神社の御神体として奉斎され、寶田恵比壽神社と名を変えます。

 

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▲駐車場やビルの隙間に鎮座する社。玉垣はなく、駐車場とはフェンスで区切られています。境内は小さく拝殿まで一畳くらいしかありませんが、鳥居も社名碑もあります。水は出ていませんでしたが、流水の手水舎もあります。右側には「神社前につき駐車禁止 中央警察」の立て札があります。茶色と金色を基調としたシックな社殿ですが、素木ではなく塗料が塗ってあります。

 

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▲由緒書きなどは諫鼓會(かんこかい)によるものです。かつては大伝馬町で祀ってきた社でしたが、関東大震災後の区画整理により、町が分割されてしまったため、「べったら市保存会・諫鼓會」が結成されました。1月と10月の20日の恵比寿講の前夜祭には恵比寿様を祀るための祭具や鯛など様々なものが売られていました。やがて時を経てべったら漬だけが残り、「べったら市」と呼ばれるようになりました。例大祭を現在の日程で行うようになったのはここ数十年のことのようです。

徳川家康が始めた産土日枝山王権現と江戸総鎮守神田明神を祭神とする天下祭の行列には必ず大伝馬諫鼓鶏の山車が一番山車となりますが、これは古町である上に徳川開幕以前の住人によって構成されていたためだということです。

是非一度べったら市の時にお伺いしたいですね。