【千住神社】
せんじゅじんじゃ
《住所》東京都足立区千住元宮町24‐1
《祭神》宇迦之御魂命 須佐之男命
117
《創建》延長4(926)年
《由緒》当時千崎と呼ばれていたこの地に千崎稲荷神社が創建されました。弘安2(1279)年には氷川神社が勧請され、森の中に2つの社が並ぶ様子から「二ツ森」と呼ばれるようになりました。明治6(1873)年、この2社を合祀して「西森神社」と号し、大正4(1915)年に現在の「千住神社」に改名されました。
▲正月なのでまだ門松が残っていました。千住神社は八幡太郎源義家陣営の史跡でもあります。永承6(1051)年、源義家は奥州征伐の際、荒川(千住大橋付近)を渡ってこの地に陣を構え、戦勝祈願を行いました。
▲3つの鳥居の間に赤い灯篭が並んでいます。
かつて二ツ森、西森と呼ばれた森では徳川将軍が代々鷹狩りを行っていたそうです。明治初期までは古老杉が繁茂していましたが、第二次世界大戦により大部分を焼失しました。その後氏子たちの植林により鎮守の森が復活し、現在では足立区の保存樹林になっています。
▲拝殿は戦後に建てられたものです。千住神社は昭和20年の戦災ですべての建物を焼失し、33年以降に社殿をはじめ社務所や会館が再建されました。
▲境内には富士塚があります。
▲本殿に合祀された稲荷神社の他に、境内にも末社稲荷神社があります。
伏見稲荷から御分霊を勧進し、千崎稲荷神社が創建された延長4(926)年頃は千住に集落が形成され始めたころだそうです。
▲千寿七福神のうち恵比須を祀っています。願掛け地蔵のようになっていて左右に回してハンカチでなでるといいようです。
▲千寿七福神のうち恵比須を祀っています。すぐ後ろには末社の天満宮が祀られています。