【石浜神社】
いしはまじんじゃ
《住所》東京都荒川区南千住3‐28‐58
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《創建》神亀元(724)年
《由緒》聖武天皇の勅願により鎮座。文治5(1189)年には奥州藤原氏攻めに際して社殿を寄進、弘安4(1281)年の蒙古襲来の際には必勝祈願をして奉幣するなど源頼朝が信仰していました。千葉氏や宇都宮市などの関東武将の信仰が篤く、近世には『江戸名所図会』などにも収められています。浅草名所七福神のうち寿老人を奉斎しています。
▲石浜神社は拓けた高台の上にあります。一の鳥居は安永8(1779)年に建てられたもの。奥の鳥居は寛延2(1749)年に建てられたもので花崗岩でできているそうです。
▲一の鳥居から二の鳥居の間には灯籠等が並んでおり、まだ散りきらない紅葉が残っていました。
▲狛犬は目に色彩の入った珍しい様相です。
▲拝殿を囲む玉垣には「光華明彩」「修理固成」と書かれています。社殿の一番右側には真先稲荷神社が祀られています。関東大震災の都市計画によって大正15(1926)年に遷座しました。
▲拝殿の両脇には社名と社紋が入った提灯が提げられています。拝殿の入り口は格子が多用された涼やかな見た目になっています。
▲手水は感知式で龍の口から水が出ます
▲境内社 神前に近い方から招来稲荷神社、穴稲荷の白狐神、富士塚です。
招来稲荷は「おいでいなり」と読むようです。ほかにも江戸神社や北野神社などが祀られています。富士塚は宝暦8(1758)年に築造されたといわれています。
▲境内には立派な神輿庫もあります