【柳森神社】
やなぎもりじんじゃ
《祭神》倉稲魂大神
108
《創建》長禄(1458)年
《由緒》太田道灌が江戸城の東北方面の鬼門除けとして伏見稲荷大社から勧請してきたのが始まりです。万治2(1659)年、江戸城の築堤により現在地に移転しました。関東大震災によって元禄期の社殿が全焼したほか、放火や空襲により度々破損し修復が行われています。
この神社は無人ですが、社務所の部分に木の箱が置いてあり、中に社印と赤のスタンプ台が置いてあります。社印は結構力を入れて押さないと色が薄くなってしまいます。
肝心の御朱印箱の写真を撮り忘れたので次回参拝時にアップします。
▲柳森神社の参道入り口。境内が低くなっているのが分かります。周囲は玉垣で囲まれ、石の鳥居から降りの階段が続きます。
▲階段の上から。右手に手水があり参道が左に直角に折れています。正面に見えるのは境内社で、本社は左手の奥に鎮座しています。
▲有名なおたぬさま。
初めてこの神社を訪れたのは、靖国神社のお正月助勤の事前説明会に行くため、秋葉原駅から岩本町駅に行こうとして道を間違えたときでした。年末の天気が悪い中、道に迷って目の前に無人の神社が現れ、おたぬさまが目に入った時はもう自分はダメなんだと思いました(笑)
▲境内にはひときわ大きな鳥居が建てられています。扁額には「福壽神」の文字。
福壽神はこの鳥居の正面に祀られている社に祀られています。
▲福壽神おたぬきさん
五代将軍徳川綱吉の生母桂昌院によって江戸城内に創建され、明治2年に柳森神社に合祀されました。桂昌院が他を抜いて玉の輿に乗ったことから「他抜き」様として大奥の女中から崇拝されたそうです。
▲柳森神社の拝殿。参道から直角に折れたところにあります。
▲向かって左側の神使の足元には子ぎつねが、右側の神使の足元には宝珠があります。
足が太くて大きくとても凛々しいキツネです。
▲境内には福壽神社のほか幸神社、金比羅宮、水神厳島大明神・江島大明神、秋葉大神、明徳稲荷神社、富士宮浅草神社がまつられ、大正時代に使われていた力石も奉納されています。
▲鳥居の前のおたぬさま。拝殿前の狐の神使と比べると間の抜けた表情に見えます。
▲最後にもう一度トラウマを貼っときます。好きなんですけどね(笑)