【守谷総鎮守八坂神社】
もりやそうちんじゅやさかじんじゃ
《祭神》素戔嗚尊
9091
《創建》大同元(806)年9月27日
《由緒》神社に残る神境に 「守谷郷牛頭天王守護所」「大同元年九月二十七日」「神主吉信」の文字が残っているようです。元は守谷町本宿天の窪に鎮座していましたが、現在地には慶長3(1598)年に土岐山城主によって遷座されたと伝えられています。
度重なる火災により社殿の消失と再造営を繰り返しており、明治元年に社名が「天王社」から「八坂神社」に変更されています。
▲つくばエクスプレスの駅から徒歩10分程度。趣のある街並みに木の生い茂る一角が見えてきます。
▲石造りの明神鳥居のすぐそばに白木造りの両部鳥居が建っているという面白いものが見られます。以前の写真をみると黒い両部鳥居のものもあるので、木の鳥居の方が先に建っていたのではないでしょうか。境内には古い鳥居のものらしき材木も置かれていました。石造りの鳥居ですが、個人名が書かれていたので個人による御奉納と思われます。
▲石畳の参道に土の境内。御朱印を待っているのは数名から十数名程度ですが、後から後からやってくるので常に誰かが御朱印を待っています。日差しが強い日でしたが風が涼しく御朱印を待つのは苦ではありませんでした。
▲狛犬の特徴的な顔に目が行きがちですが、前足のあたりにもう一匹ちっちゃい狛犬がいるのも面白いですね。
拝殿のすぐ横に授与所があります。御朱印もこちらで頂けるのですが、宮司さんがお一人で対応されておりました。窓から必死に御朱印を書いては判を押している様子が見え、数冊まとめて窓口に持ってくると、すでに同じくらいの人数が並んでいる…。という状況でした。
▲御神木は樹齢400年を超える欅の木。枝分かれした後にもう一度結び合わさっているため幸結びの御神木と呼ばれています。
▲拝殿の裏に祠がたくさん並んでいます。月読尊などがお祀りされているようです。
▲神輿庫の横に看板があり慶長2(1866)年に狩野友信の絵馬が奉納されていることが書かれています。「この絵馬」と書かれていますが、肝心の絵馬がどこにあるのか見つけることができませんでした。ただ、素戔嗚の八岐大蛇退治の図案のようですので、御朱印帳などに使われているイラストがそうなのではないかと思われます。