桔梗屋 御朱印の旅

神社ばかりお参りしてまわっております。戴いた御朱印が多くなってきたので、管理がてら公開します。御朱印以外の話も多いかも

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【御朱印】江島神社 辺津宮 (神奈川-藤沢市)

江島神社辺津宮中津宮奥津宮の3社からなる神社ですが、御朱印を頒布しているのは辺津宮のみで、それぞれの社殿が離れており、見どころも多いので3ページに分けて紹介します。

江島神社 辺津宮

えのしまじんじゃ へつみや

《住所》神奈川県藤沢市江の島2‐3‐8

《祭神》田寸津比賣命

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《創建》建永元(1206)年

《由緒》将軍源實朝によって建てられました。延寶3(1675)年に再建されていますが、昭和51(1976)年の大改修で社殿は新築されました。江ノ島の一番下に位置していることから『下之宮』とも呼ばれています。

 

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▲弁天橋の上からすでに朱の鳥居と瑞心門を確認することができます。

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▲橋を渡り、まずは島の入り口にある青銅の鳥居をくぐります。この鳥居は延享4(1747)年に創建され、文政4(1821)年に再建されました。扁額は鎌倉時代の蒙古襲来、文永の役に勝利した記念に後宇多天皇から贈られたものの写しだそうです。橋の上から見えていた朱の鳥居はいったん見えなくなり、両側に店が立ち並ぶ緩やかな坂道が続きます。

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▲橋の上から見えていた朱の鳥居。この鳥居は昭和11(1936)年に再建されました。随神門をくぐるまでに息切れするほどの階段を登ります。エスカーに乗る場合はこの赤い鳥居の左手に進みます。

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▲こちらが瑞心門。竜宮城を模して作られました。通常「随神門」などと書くことが多いですが、人々が瑞々しい心で参拝できるようにとの願いをこめて「瑞心」の字があてられました。

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▲瑞心門の内部には片岡華陽によって唐獅子などが描かれています。

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▲瑞心門をくぐった直後にあるのが弁財天童子石像。江島神社鎮座1450年記念に奉納されたものです。平安時代中期に記された「江嶋縁起」の白龍が十五童子を従えて江ノ島に降り立ったという場面がモチーフになっています。
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▲瑞心門をくぐった先もまた階段です。道が右手に折れているので階段の上から振り返ると瑞心門の屋根を間近に拝見することができます。

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▲右奥に見えるのが瑞心門。見切れてしまっていますが、画面左端、石灯籠の奥に横たわっているのが「福石」です。杉山和一(検校)という鍼師が技術上達を願って江島で21日間の断食を行い、満願の日の帰り道にこの石に躓きました。気を失った和一の夢に弁財天が現れ、これを拝もうとすると体がチクチクして目が覚めます。その手に持っていたのが松葉の入った竹筒でこれをヒントに管鍼術を考案し出世します。

 

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また少し階段を登ると辺津宮の社殿が見えてきます。

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辺津宮の社殿の左側には奉安殿が建てられています。中は撮影禁止ですが、神奈川県の重要文化財に指定されている八臂弁財天や裸弁財天として有名な妙音弁財天、琵琶などが安置されています。拝観料は200円で授与所にお渡しすることになっていますが、いまいち仕組みがわからず、弁天様にお供えする白蛇像の授与料を入れる箱に入れてしまいました;

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末社 八坂神社。ご祭神は建速須佐之男命。対岸の腰越に鎮座していましたが波に流され、御窟前の海中に沈んでいたところを拾い上げられて江島に祀られたそうです。毎年7月には「江の島天王祭」と呼ばれる祭礼が行われ、夫婦神である対岸の腰越・小動神社に神輿が行幸します。

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末社 稲荷社・秋葉社。ご祭神は豊受気毘賣命、火之迦具土神。江の島中の小社を合祀しています。火事が多かったことからお祀りされたようです。

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末社の先には源実朝使節元久元年に慶仁禅師より授けられた古碑や、ピンク色の絵馬に囲まれた巨木などがあります。

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その先には金属製の鳥居が建っており、高低差のある参道が中津宮へと続いています

 

【この御朱印をいただいた御朱印帳】

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