かさまいなりじんじゃとうきょうべっしゃ
《祭神》宇迦之御魂神
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《創建》安政6(1859)年
《由緒》境内は延宝9(1681)年に牧野成貞が5代将軍綱吉から拝領した土地です。延享4(1747)年に成貞の長男 貞通が笠間の領地に移ると、先例に習って笠間の胡桃下稲荷神社を祈願所としました。牧野家は元は邸内に稲荷、山王、八幡社を祀っていましたが、成貞から11代目の子孫、笠間藩8代藩主 貞直が安政6(1859)年に胡桃下稲荷神社の御分霊を江戸の屋敷に合祀し、初午の日には一般市民の参拝も許したそうです。明治維新後、牧野家が移転することとなり、明治21(1888)年には牧野家の願いによって笠間稲荷神社本社が奉斎することとなりました。
▲周囲を玉垣で囲まれた境内。社は朱塗りです。入り口が拝殿の正面と右手側にあり、手水は右手側の参道にあります。
▲手水。小さいですが風流な作りです。扁額には1対の雲に乗った狐が描かれています。
▲境内に木でできた建物が建てられています。節分の舞台と思われます。できれば向こう側にいる狐像にもう少し近づきたかった…