【河原町稲荷神社】
かわらちょういなりじんじゃ
《住所》東京都足立区千住河原町10-13
116
《創建》不明
《由緒》1576(天正4)年に形成されたやっちゃ場(青物市場)の守護神であるため、同時期に創建されたと考えられています。千住のやっちゃ場は神田、駒込と並ぶ江戸の三大市場であり、当社は明治期に入ってからも市場の旦那衆からの信仰を集めていました。
▲安永(1776)年に本殿が造営されていますが、空襲により焼失しました。1947年にトタン屋根の社殿が再建され、現在の社殿が作られたのは昭和43(1968)年の事です。
▲足立区最大の狛犬。
自然石を積み上げた上に鎮座しています。「やっちゃ場」の旦那衆により奉納されたようですが、石工や奉納者の銘はありません。浅草神社の狛犬と似ているため同じ石工の策ではないかと考えられているようです。
▲千住市場創建330年碑
明治39年に千住市場創建330年を記念して建てられました。新たに山車が作られ大神輿が市場中を練り歩くなど盛大な祝賀会が催されたようです。
▲千寿七福神のうち、福禄寿を祀っています。この像の横を通り抜けて社務所に向かいます。
▲社務所は授与所窓口がなく、建物の中に入って受付をお願いします。
▲大通りに面した入り口には金属製の西鳥居がそびえています。大きな鳥居でよく目立ちますが、こちらは正参道ではありません。道路の開発に伴って建てられたもののようです。