【井草八幡宮】
いぐさはちまんぐう
東京都杉並区善福寺1-33-1
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物腰の柔らかな神職さんが書いて下さいました。閉門ギリギリに大人数で押しかけたにも関わらず、丁寧なご対応をいただきました。
本殿は回廊で囲まれていて、社務所はこの外側にあります。回廊の一部に巨大な木でできた衝立があるのですが、これは境内に生えていた天然記念物の黒松の木で出来ているそうです。なんと源頼朝公の御手植えだそうで、もとは雌雄一対植えられていたそうです。雌松(赤松)は明治元年に枯れ、雄松(黒松)も昭和47年に強風で大枝が折れたことをきっかけに、その翌年に枯れてしまったそうです。現在は2代目の松が植えられています。
回廊の一部は絵馬掛け所になっています。
このような拝殿を回廊で囲んだ造りだと、お正月には回廊に臨時の授与所を作る神社が多いですね。
この神社はもともと春日社を奉っていたそうですが、源頼朝が奥州藤原氏討伐の際に戦勝祈願をして以来、八幡神を祀るようになったそうです。創建は古い神社ですが、社殿も含めて殆どの建造物が昭和時代に造られたもので、楼門などは鉄筋コンクリートです。一番古いのは1813年に造られた旧拝殿で、現在は招神殿として使われています。授与所にはオリジナルの御朱印帳の他、頼朝公を描いた縦長の絵馬や正五角形の絵馬もあります。
開門、閉門の時間は季節によって2か月毎くらいに細かく分かれているので気を付けてください。授与所が閉まる時間はいつも閉門時間の15分前ですので、遅くても閉門30分前には着くようにした方がいいかもしれません。
これで東京御朱印の旅は終了しました。
次回からは京都編をお送り致します!!