桔梗屋 御朱印の旅

神社ばかりお参りしてまわっております。戴いた御朱印が多くなってきたので、管理がてら公開します。御朱印以外の話も多いかも

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【神宮月間】神宮のまつり

f:id:mocchis0:20190610160231j:plain                 ■内宮にて■

神宮のお祭りは古来から一貫して天皇陛下がご自身で行われることになっています。これを「天皇祭祀」と呼ぶそうです。とは言っても実際に陛下が神宮で祭祀をされるわけではなく、神宮の神職さんが陛下の思し召し通りに奉仕をされるということです。

【神宮の神主さん】

神宮でご奉仕されている神主さんの役職名を挙げてゆきます。祭主様は神主ではありませんが、神宮の最高奉仕者です。

祭主さいしゅ・大宮司だいぐうじ・小宮司しょうぐうじ・禰宜ねぎ・権禰宜ごんねぎ・宮掌くじょう・出仕しゅっし

祭主は天皇陛下に代わる最高の奉仕者なので皇族の方が就任されます。祭主や宮掌は耳慣れない役職名ですね。一般的によく聞くのは宮司禰宜くらいでしょうか。大きな神社だと「宮司」が「社長」・「副社長」のように「大宮司」・「小宮司」に分かれるようです。神社によっては「宮司」・「権宮司」に分かれるところもあるみたいですね。よくわかりませんが神社の位によって呼び方がちがうのでしょうか?宮掌さんはほぼ神宮固有の役職名と考えていいようです。熱田神宮にも数名いらっしゃるようです。ところで、宮掌について調べていたら、定員40名とありました。本当でしょうか(笑)出仕は新米の神主さんのことで、様々な雑務をこなす神主見習いさんです。

神宮の神主さんは一般家庭の出身の方もいらっしゃいますが、中には皇大神宮が鎮座してから代々神宮に奉仕する家系の方もいらっしゃるようです。内宮鎮座からというと2000年間ですから、とても古いお家柄ですね。神宮の御垣内ではそんな2000年前の神主さんも奉仕してきた祭りが現在も同じ形で行われています。

【毎年繰り返されるお祭り】

神宮では毎年繰り返される「恒例祭」と国家や神宮の重大事に天皇の御意志で行われる「臨時祭」があります。恒例祭はほとんどが古代から行われてきた祭りで御垣内で行われます。

1月1日 歳旦祭  新年のお祝い

1月3日 元始祭 天皇統治の始まりのお祝い

1月11日 一月十一日御饌 神宮のすべての神々に内宮四丈殿で神饌をお供えする祭り

2月11日 建国記念祭 国のはじめを祝い更なる発展を願う祭り

2月17日 祈年祭 五穀豊穣を祈る祭り

5月14日 風日祈祭 御幣、御笠、御蓑を供え、五穀豊穣を祈ります。御笠や御蓑は神田でとれた稲の藁が使われます。

5月14日 神御衣祭 天照大御神をお祭りする皇大神宮天照大御神の荒魂をお祭りする荒祭宮に和妙・荒妙の神御衣(かんみそ)を供えます

6月15.16.17日 月次祭 由貴大御饌を明け方と夕方の2回お供えします(三節祭の一つ)

8月4日 風日祈祭 御幣を奉り、五穀豊穣を祈ります。

10月14日 神御衣祭 春と同様、皇大神宮荒祭宮に神御衣を供えます

10月15.16.17日 神嘗祭 新米を明け方、夕方の2度お供えし、勅使から幣帛が奉納されます(三節祭のひとつ)

11月23日 新嘗祭 宮中で天皇が新穀を召し上がる新嘗の儀が行われるのに合わせ、大御饌を供え、勅使から幣帛が奉納されます(明治期に制定)

12月15.16.17日 月次祭 由貴大御饌を明け方、夕方の二度お供えします(三節祭の一つ)

12月23日 天長祭 天皇陛下の御誕生日をお祝いします(明治期に制定)

一か月の間に2度、3度お祭りがある月もあります。このお祭りの他に毎日 日別朝夕大御饌祭が行わているのです。これだけでも1500回の祭りには程遠いですね。神宮ではまだまだ私の知らない祭りが行われているようです。新しい祭りがわかったらまたここに追記します。