【二見興玉神社】
ふたみおきたまじんじゃ
《祭神》猿田彦大神 宇迦御魂大神 綿津見大神(龍宮社)
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《創建》天平年間(729‐748)年
《由緒》行基が興玉神の本地垂迹として江寺を創建した際、境内に興玉社を建てました。これが後に二見興玉神社の鎮座する二見浦へ遷座します。明治43(1910)年、境内の天岩屋の中に祀られていた三宮神社が興玉社本殿に合祀され、社名を二見興玉神社に変更しました。
この御朱印は巫女さんが書いてくれました。
神社まではタクシーで移動しました。伊勢のタクシーの運転手さんは観光客相手が慣れているのか、景色を見ながら楽しいお話をしてくださる方が多いです。そして訛りがやさしくてお話していて安心します。
神社の入り口にはどーんと石碑が建っています。他にも参道沿いに石灯篭などがたくさん奉納されています。
パンフレットにも書いてありますが、昔からお伊勢参りをするときは、まずこの二見浦で禊をしてから参拝するのだそうです。そのため二見浦は禊浜とも言い、ここで禊をすることを「浜参宮」といったそうです。
境内には由緒が書かれた看板があります。神宮にも縁の深い倭姫命が創建に関わっていることがわかります。そもそも二見という地名も倭姫命がこの地を訪れた際に、あまりの美しさに二度見したことが由来だといわれています。
こちらが入り口の鳥居です。石垣の向こうに海が見えます。4月中旬に参拝しましたが、午後の日差しが傾いた頃に訪れたこともあり、海風が強くて肌寒さを感じました。
また、波が岩に当たって砕け、風に乗って境内のかなり奥まで入ってきます。
授与所は潮除けのためか、ガラス張りの出入り口がついており参拝者もあらぬ方向から降ってくる水しぶきに驚いていました。ウィンドブレーカーなど水や風に強い服を着ていったほうがいいかもしれません。
二見蛙と夫婦岩。
夫婦岩は写真に写っている通り、もっと近くまで行くことができます。
男岩は9m、女岩は4mの高さがあり、沖合700mの海中に沈む猿田彦縁の興玉神石と夫婦岩の間から差し昇る朝日を遥拝する鳥居の役目を果たしているそうです。岩の間に貼られているしめ縄は1年のうち5月、9月、12月の3回張り替えられますが、台風などで切れてしまった場合は神職さんによって張り替えられるようです。
境内のいたるところで蛙の像を見かけますが、これは参拝者からの奉納のようです。ご祭神の猿田彦大神は天孫降臨の際に道案内をした神様で、古来より導きの神、交通安全の神として信仰されてきました。蛙は猿田彦大神のお使いと信じられてきたそうですが、「無事カエル」とかの語呂合わせから神使とされたのでしょうか。
実はこの神社には龍宮社という境内社があり、御朱印をいただくことができます。また「ふたみ」にかけて毎月23日には特別御朱印を頒布しているのだとか。
今回の旅では龍宮社の御朱印も、特別朱印もいただくことができませんでしたので、次回伊勢に来た時にまた参拝しようと思います。
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